第3回東アジア出版人会議は、「東アジアの出版交流、どうすればよいか」を大テーマに、下記のとおり開催されました。
| 開催日 |
2006年10月19日(木)− 20日(金) |
| 会場 |
アカデミーハウス会議室(韓国ソウル特別市) |
| 主催 |
東アジア出版人会議 |
| 後援 |
財団法人トヨタ財団 |
出席者
- 金彦鎬(Kim Eoun-Ho)ハンギル社代表
- 姜マクシル(Kang Marxill)四季節出版社代表
- 高世鉉(Ko Se-hyun)創批社社長
- 韓敬九(Han Kyung-Koo)国民大学教授、一潮閣顧問
- 金時妍(Kim Si-Yeon)一潮閣代表
- 林慶澤(Yim Kyung Taek)全北大学教授、東アジア出版人会議アドバイザー
- 韓喆熙(Han Chul-Hee)ドルベゲ社代表
- 張仁溶(Chang Inyong)ジホ出版社代表
- 韓性峰(Han Sung-Bong)東アジア出版社代表
- 鄭光鎬(Jeong Kwang Ho)韓国出版人会議事務局長
- 董秀玉(Dong Xiuyu)中国編集学会副会長、元・中国出版集団三聯書店総経理・編集長
- 汪家明(Wang Jiaming)中国出版集団三聯書店副総経理・副編集長
- 程三国(Cheng Sanguo)北京新六感出版創意と国民読書促進センター代表、『中国図書商報』創刊者・前編集長
- 陳萬雄(Chan Man-hung)香港出版総会会長、香港聯合出版集団総裁
- 林載爵(Linden T.C. Lin)台湾聯経出版公司発行人・編集長
- 馬健全(Ma Kin Chuen)一石文化編集総監
- 加藤敬事(Kato Keiji)元・みすず書房代表取締役社長
- 大塚信一(Otsuka Nobukazu)元・岩波書店代表取締役社長
- 龍澤武(Ryusawa Takeshi)元・平凡社取締役編集局長
- 小島潔(Kojima Kiyoshi)岩波書店編集部長
- 守田省吾(Morita Shogo)みすず書房取締役編集部長
- 本多史朗(Honda Shiro)財団法人トヨタ財団研究助成プログラム チーフプログラムオフィサー
- 楠田健太(Kusuda Kenta)財団法人トヨタ財団研究助成プログラム アシスタントプログラムオフィサー
取材
- 会田弘継(Aida Hirotsugu)共同通信社編集委員・論説委員
- 欧宏(Ou Hong)『出版商務週報』編集長
- アラン・グリースン(Alan Gleason)東アジア出版人会議ウェブサイト編集室
- 竹中龍太(Takenaka Ryuta)東アジア出版人会議ウェブサイト編集室
会議の内容
第1日
会議第1日目は、東アジア出版人会議代表の加藤敬事さんによる開会のあいさつにつづき、会議開催地である韓国の出席者を代表して司会の金彦鎬さんがあいさつした。その後、金彦鎬さんの司会により、基調報告と、「人的交流」「本の交流」「共同企画・共同出版」の3つのテーマについて個別報告がおこなわれた。
開会のあいさつ
司会者あいさつ
基調報告
個別報告: 第1テーマ 人的交流
| 程三国 |
東アジアの出版交流のためのプラットホーム建設に向けて |
| 大塚信一 |
東アジアにおける出版交流――人の交流について |
| 高世鉉 |
編集者交流のために必要なこと |
個別報告: 第2テーマ 本の交流
| 林載爵 |
東アジア世界の思想と文化の対話 |
| 守田省吾 |
著作権から見た日本の出版界の状況と問題点 |
| 張仁溶 |
東アジアにおける意義ある出版物の翻訳とその活性化の方策について |
個別報告: 第3テーマ 共同企画・共同出版
| 汪家明 |
東洋人の精神的なよりどころをまとめあげる |
| 小島潔 |
東アジアにおける出版企画の交流のために |
| 姜マクシル |
東アジアにおける共同出版の可能性と限界 |
第2日
会議第2日目の午前は、高世鉉さんの司会で董秀玉、加藤敬事、韓性峰の三氏が討論のための話題を提供し、午後は高世鉉さん・龍澤武さんの司会で出席者全員による討論がおこなわれた。
討論のための話題提供(自由発表)
| 董秀玉 |
「東アジア出版計画」の提案 |
| 加藤敬事 |
交流にとっての壁――言語あるいは翻訳の問題 |
| 韓性峰 |
東アジアの出版交流のための三つの提案 |
討論
第1日目の報告と2日目の自由発表を受けて、東アジアの価値の発掘と共有、東アジアで各地域の編集者が持つべき文化地図などをめぐり議論がおこなわれ、あらためてこの会議の意義を確認するとともに、東アジアの文化的価値を共有するための書目の選定や編集者の育成と交流など、出版交流のための具体的なプログラムの実施に向けた提案が出された。また、これまでの二回の会議の成果をふまえ、各地域の歴史的、文化的差異や出版界の構造的な違いを認めたうえで、会議として実質的な取り組みをはじめようと、小委員会の設置やウェブサイトを活用した積極的な情報交換など、会議の今後の運営についても活発な討論と提案がなされた。
第3回ソウル会議の出席者のみなさん